ちりてこそ

読書記録のまとめ。

ガッキーの第一印象も収録 『いのちの車窓から(星野源、2017)』

脱力日常系エッセイ

TBSラジオ「Session」に著者が出演され、その際にこの著書の文庫版が出版されることを聞き、購入した一冊です。この本で二冊目のエッセイ集となっていますが、私はこのエッセイが初でした。今度一作目も読んでみます。
不思議な雰囲気のエッセイです。文体も内容も、気取った雰囲気を感じさせずに著者の日常を淡々と紹介しています。もちろん俳優としても歌手・音楽家としても多忙な日々を過ごしている著者なので、エンターテイメント業に携わる著者ならではの体験が多く綴られています。
ただ、どこか肩の力が抜けた文体のせいか、まるで友達の世間話のようにすんなりと入ってくるのだから不思議です。以下印象に残ったエピソードを簡単に紹介。

電波とクリスマス

著者の思春期から現在までの歩み、横浜アリーナでのライブを狭く感じることが出来た感慨と、そしてタワシを連れたサンタさんの話。

友人

本人としてSNSはやっていないが、過去に全くの一般の別人としてTwitterをやっていたことがあるという、人間臭い話。実はTwitter上のあの人は星野源だったのかも?と考えたら少し楽しくなります。

メタルギアの夜

星野源、縛りプレイが好きなんだなー。

大泉洋

大泉洋と著者との掛け合いは是非傍らで聞いてみたいと思わせる、そんな関係性が垣間見えるエピソード。ちなみに、大泉洋さんのエッセイも面白いです。まだ未読の方はぜひ。