ちりてこそ

読書記録のまとめ。

cotenラジオ簡易バージョン『世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考(深井龍之介、2022)』

この本の評価は、著者の深井さんがパーソナリティを務めるpodcast番組(cotenラジオ)を聴いているか否かによって左右される気がします。なるべく平易に、幅の広い読者層に届けようと書かれている本書ですが、この本だけを読んで執筆したcotenの方々の意図を…

ガッキーの第一印象も収録 『いのちの車窓から(星野源、2017)』

脱力日常系エッセイ TBSラジオ「Session」に著者が出演され、その際にこの著書の文庫版が出版されることを聞き、購入した一冊です。この本で二冊目のエッセイ集となっていますが、私はこのエッセイが初でした。今度一作目も読んでみます。不思議な雰囲気のエ…

一筋縄ではいかない人間になろう 『複雑化の教育論(内田樹、2022)』

成熟とは複雑化すること 成熟することとは何なのか?日々接する生徒を成熟させよう、と奮闘しているがその肝心の「成熟すること」の定義を私自身が定めていなかったことに衝撃を受けた。ここで著者の言う複雑化は違う言葉で述べれば多層化・メタ認知を身につ…

ドーパミンに翻弄されるな! 『スマホ脳(アンデシュ・ハンセン、2020)』

タイトルで敬遠してる人は読んでみると良いかも 個人的にはタイトルで損してると思う。もっと堅い、カッコいいタイトルでも良かったと思うのだが、ベストセラーになってるという事はこのぐらいハードルを下げた表現の方が良いのかな。私はこのタイトルを似非…